SERVICE

Re-Viveのトレーニング

Re-Viveで提供しているトレーニングは、ラグビートップレベルの選手たちが、「どうしたら日本人は海外の選手に勝てるのか」という問題を模索する中で生まれてきました。ヒトの進化や発達を原点に、構造・機能を徹底的に見直す中で、「動く」ことの中心にある機能を根本から高めることを目的としています。誰もが驚くとんでもないパフォーマンスも、すべてヒトが作り出すもの。機能・構造を徹底的に掘り下げることで、獲得すべき身体操作要素を7つに絞り込みました。それがRe-Vive 7です。

  1. Wave ~背骨の感覚を身に着けろ~
  2. Hollowing ~体幹制御を獲得せよ~
  3. Pistal ~大腰筋の機能を上げろ~
  4. Dragon ~回旋力を使いこなせ~
  5. Corkscrew ~鎖骨を軸に上肢を動かせ~
  6. Omoplata ~肩甲骨を自由に使え~
  7. Sissy ~伸展力を発揮せよ~

それぞれの理論やトレーニング内容はnoteにてまとめていますが、簡単に一つずつ解説していきます。

1.Wave
Wave
ヒトは脊椎動物。その始まりは魚類です。魚は背骨を波のように揺り動かすことで水の反力を得て進みます。ヒトの背骨も一つ一つが分離して動くことが可能です。ところが、現代の人々は、大きく体を使って動く機会を失い、背骨が固まる傾向にあります。脊椎の感覚は、自分の姿勢が今どうなっているのか、四肢の動きにどう対応するのか、そのような情報を常に神経を介してフィードバックしてくれています。その感覚が鈍くなるということは、自分の身体を感じる能力が低下する、ということ。忘れている背骨の感覚をまず、取り戻しましょう。
2.Hollowing
Hollowing
ヒトは地上で唯一2足歩行をする動物。2足で歩くようになったことで、下肢の上に乗る体幹の制御は非常に難しくなりました。左右に揺れたり、ひねられたりする動きの中で、いかに適切に重たい頭と骨盤をポジショニングするか。我々が日常行っている動きは、乳児の頃から大変な時間をかけて培ってきた運動学習に裏打ちされています。どんな活動においても、体幹を適切にコントロールする能力がパフォーマンスの質を決定します。だから、Re-Viveは体幹の制御能力にこだわります。
3.Pistal
Pistal
大腰筋は「腸腰筋」を構成する筋肉で、唯一背骨から骨盤をまたいで下肢に付着する筋肉です。身体のど真ん中を通るこの筋肉は、センターライン(身体軸)を形成するのに大変重要です。しかし、欧米の選手と比べると日本人の大腰筋は細いことが報告されています。力強く、しなやかで、一瞬の爆発的な加速を生む欧米のスプリンターやサッカー選手は、みな強靭な大腰筋を持っています。パフォーマンスの鍵となる大腰筋は徹底的に鍛えましょう。
4.Dragon
Dragon
回旋する(ひねる)という動きはヒトが2足歩行を獲得していく上でどうしても必要になってきた機能です。その分だけ、コントロールするのも難しい動きです。HollowingとPistalを適切に獲得していくとようやく股関節を軸にした回旋動作が可能になります。股関節と胸椎を中心にした回旋力は、多くのスポーツ動作で爆発的なパワーを生むために必要ですが、多くの選手が適切な動きを獲得できていない要素です。回旋力を使いこなして一気にパフォーマンスを向上させましょう。
5.Corkscrew
Corkscrew
ヒトが2足歩行を獲得する前の段階、生活の場は樹上空間でした。そこは複雑に入り組んだ3次元空間で、ぶら下がり、飛び移り、登り、掴まる能力が必須の要素でした。そんななかで樹上生活を得意とする動物が獲得していったのは鎖骨を上肢化する動きでした。鎖骨はヒトが歩くときも、その長さを調節してバランスを取るため、身体のなかで一番最後に長さが決まる骨です。ヒトの上肢は鎖骨と繋がり、動いている。このことを実感すると、しなやかでスピードに溢れた上肢操作が可能になります。
6.Omoplata
Omoplata
肩甲骨は、肩の筋肉に付着部を与え、腕から伝わる力を受け止める土台となる骨です。腕の向く方向に肩甲骨を適切にコントロールすると、力は、体軸に適切に配分されます。肩甲骨の動きが乏しいがために、力をロスする動きになっている選手はとても多く、自由に動かせる肩甲骨を手に入れる選手は背中に翼を生やして進化していきます。
7.Sissy
Sissy
背面への力の出力は最も難しい身体操作要素です。デッドリフトやハイクリーンなどの重量を持ち上げるトレーニングで腰を痛めたりすることはありませんか?これらの現象は、Wave、HollowingやPistalの要素をしっかり獲得できていないと誤りを起こしやすい動きです。体をそらしたり、後ろに担いで投げたり、タックルしたり、バク転したり。その様に背面方向へ力を発揮するとき、身体の使い方には決定的なポイントがあります。そのポイントをしっかり抑えることで、動きの質と力強さに変化を起こします。

Re-Viveが考える身体操作7つの要素。これらは当施設のアスリートたちが必要とする個別性に合わせ、必ず順にお伝えしていきます。パフォーマンスを発揮する上では、競技との密接なつながりをイメージできるところまで落とし込む必要がありますので、基礎的な段階を終えたら、競技動作や競技において自身が晒される影響にまで考慮した内容でパフォーマンスの底上げを図るよう、ご指導させていただきます。是非、一度体験にお越しください!